こうへいのちちの日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 技術士試験体験記(3)

<<   作成日時 : 2007/03/14 01:40   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

平成18年6月上旬
 昨年は建設一般の択一問題も合格点に届いていなかったため、建設一般の勉強方法を探していた。そんな中、A○○○さんのHP上で「青い○」さんのガチンコ技術士学園という建設一般の択一及び筆記対策の有料講座があることを知った。ブログで「青い○」さんの経歴を知り、若いけれども非常に優秀で志の高い方である事を知り、建設一般対策でお世話になる事にした。

平成18年6月中旬
 経験論文の修正を繰り返していたが、これで良いのかどうかが段々不安になった時期であった。
「S」さん、「K」先生には引き続き添削指導して貰っていたが、他の人の意見も聞いてみたくなった。A○○○さんのHPでの技術士取得体験記に感動して以前メールをした事があった「T」さんと、建設塾の「M」塾長に現時点での経験論文を見ていただいて評価してほしい旨を、メールで頼んだ。両名とも快諾してくれた。技術士という人達は何故こんなにも技術士受験者に対して、優しいのだろうかと不思議に思った。(後でだんだん分かってきたような気がした。)

平成18年6月下旬
 1週間くらいたってから、両名から添削結果が返ってきた。
「T」さんからは『経験論文が古い』、『1・2番目の経験論文が「提案した」で終わっており結論を書くべき』、『全体的に論文構成を見直しては』、『現時点の論文では厳しいと感じる』等々であった。
また、「M」塾長からは『全体的にパンフレットのような論文である』、『1・2番目の経験論文が「提案した」で終わっており結論を書くべき』とかなりの酷評であった。
自分としてはもう少し良い評価をしてもらえると思っていただけに、この時はさすがにへこんだ。今年の技術士は駄目かも知れないとさえ思った。正直なところ、経験論文作成の焦りから自分の論文を支持してくれる人を探していたのだと思う。思惑とは全く逆の結果になった。
しかし、今の時期から4名の添削者全員から「合格レベル」の評価をもらうことは恐らく不可能である。やはり、「S」さんと「K」先生に最後まで面倒を見てもらおうと決める。「T」さんと「M」塾長には一度の添削で大変申し訳ないが、とても参考になった旨のメールを送った。
 その時の「T」さんからのメールにはこう書かれていた。「インターネットで体験記を公表してから、私(こうへいのちち)の様に飛び込みでの論文添削依頼がしばしばあるそうだ。自らこうした行動を起こす人たちは、相当根性があるので、「T」さんも、本人のためを思って相当厳しく添削するそうである。私(こうへいのちち)もたぶんそうした者であろうと思い厳しく添削したが、残りの時間を悔いが残らないように頑張りなさい。」という内容であった。「T」さんの厳しさと優しさに勇気を貰った。

平成18年7月中旬
 7月中旬にようやく「S」さんと「K」先生の両名から合格レベルの評価を頂けた。それぞれ、5,6回もの添削を受けたことになる。ボランティアで添削をして頂いている「S」さんにはとんでもない負担を掛けてしまった。しかし、何とかここまでたどり着けたことは嬉しかった。が、ほっとする間もなく、ひたすら暗記・暗記・暗記の日々に突入である。朝は5時に起床して出勤までの時間に勉強、通勤時間に暗記、会社に早めについて暗記、昼休みにも暗記、二人の子供が寝る頃に帰宅してから勉強し、日曜日も家では勉強が出来ないので会社で勉強という様に試験勉強一色の日々が続いた。
 しかし、経験論文の仕上げに予定よりも時間が掛かってしまったため、専門と建設一般の準備が弱い。準備論文を考えながら、一方で暗記作業を進めることは非常に辛かった。

平成18年7月下旬
 筆記試験まで残り2週間になった。どんどん焦りが大きくなってきた。かなりいい線までは達していると感じてはいるが、ぎりぎりの所で合格まで届かないのではないかという不安が頭をもたげて来て、精神的にも非常に追い詰められていた。
 この頃「S」さんから、激励のメールをもらった。「S」さんの周りにも多くの技術士受験者がいるが、6月、7月と試験が近くなると勉強不足のため、試験勉強から脱落していく人が多いということ、そんななか7月下旬まで頑張れたのだから最後まで諦めるなというような内容であった。
 嬉しかった。ずっと一人で辛い勉強に耐えてきた、それを分かって応援してくれる人がいる。最後の最後まで諦めずに頑張ろう。そう開き直ることができた。

平成18年8月6日 筆記試験当日
ここ数週間は朝5時に起きる癖がついている。しかし、今日はさらに早い朝4時に目が覚めた。外はまだ薄暗い。6時まで最後の復唱を行った。7時に妻に見送られて自宅を出発。(二人の子供は就寝中、父さん頑張ってくるよ!とつぶやく)
受験会場は数年前に出来たばかりのすばらしいい施設である。ここに1千人?2千人?こんなにも技術士を受ける人がいるのかというくらい人、人、人である。
会場には1時間前に到着した。自分の席を見つけて、最後のあがきとして、資料に目を通す。
8時40分ぐらいから試験の説明が始まり、封筒に入った問題が配られ始める。私の隣や前の席は空席だ。他にも結構空席が目立つ。スタートラインにも立てなかった人達だ。自分はこうしてこの場に来ているし、今年は十分に勝負になるレベルで臨んでいる。全てを出し尽くそう、そう思った。
【9時 経験論文試験開始】
 問題文に変更が無いかを確認する。昨年と一字一句変わらない問題であることを確認して、頭の中にある記憶を吐き出すように書く、書く、書く。昨日、一昨日と3時間で書き上げる練習をしているが、共にぎりぎり間に合う状態だった。本番でも11時57分に書き終え、文章の「てにをは」をチェックしているところで、試験終了の合図だ。残り3枚はチエックできなかったが、まあ大丈夫だろう。
【昼食】
 来る時にコンビニで買ってきたおにぎりとサンドイッチを試験会場の片隅で食べながら、午後の資料に目を通していた。実際には殆ど頭には入っておらず、気休めのようなものだ。
しかし、周りを見渡すと、皆同じ行動をとっている。かなり年配の方もいる。とても一生懸命だ。みんな一緒に頑張ろう!!と心の中でつぶやく。
【13時 専門・建設一般記述、建設一般択一試験開始】
 午後の試験は時間との戦いだ。また、準備した論文がどれだけ使えるかが勝負を決めるといっていい。試験開始の合図と共に問題文を見た。建設一般の記述問題は何と事前に準備している「公共工事の品質確保」に関するものだ!しかも殆ど手を加えずに記述可能だ。続いて、専門 Aグループは鋼材の防食対策だ!!これも準備していたものだ。さらにBグループは溶接部の非破壊検査だった!!!何とこれも準備しているものだった。非破壊検査については3種類記述しなければならない事になっているが、3つ目は昨日の夜、気になって暗記したものだった。この時は宝くじに当たったような気持ちになった。しかし、ここで安心してはいけない。昨年は建設一般の択一がズタボロだったではないか。
択一問題に取り掛かる。何と!昨年に比べてとても簡単なのである。試験中ではあるが、6割以上は堅いと確信できた。
予定通り、択一を30分で終える。建設一般記述、専門A、Bをそれぞれ1時間10分で書き上げた。最終チェックの時に択一のマークシートに16個マークしていることに気づき慌てて修正した。(16個以上マークした場合は即失格になる)それと、専門の問題番号が間違っていることにも気が付いた。もし、この2点に気づいていなかったらと思うと「ぞっとした。」
 そうこうしている内に試験終了の合図。この時の手ごたえは、私が過去に受けたどの試験よりも手ごたえがあったといっても過言では無いほど、会心の出来だと思った。「絶対に合格した!」試験終了時にはそう思った。
【帰宅後】
 「S」さんや「K」先生に試験を終えたことのメールを送った。合格の手ごたえを感じているのであれば、少し落ち着いてから口頭試験の準備を進めた方が良いとのアドバイスを頂く。
その日のうちに再現解答を作成した。やっと休める。本当に久々に休めるという安堵感でいっぱいだった。
後日、「S」さんから自らの口頭試験体験記を頂いた。本当にありがたい。この時、「S」さんが関西の人だということを知った。

平成18年8月
 お盆休みは本当に久々に心から休めた。2泊3日ではあるが道東方面に旅行に出かけた。子供たちともゆっくり過ごすことが出来た。一方で口頭試験の情報収集なども徐々にではあるが、行っていた。

平成18年9月〜10月
この頃になると、すっかり日常生活モードになってしまい、日々の業務に追われて試験に対するモチベーションは下がっていた。試験終了後にあれほど手ごたえを感じていたはずなのに、時間の経過と共に段々と自信がなくなってきた。もやもやした気分がつづく。

平成18年11月
 筆記試験の合格発表があと一週間と迫った。何だか落ち着かないドキドキ感がある。

平成18年11月8日 筆記試験合否発表日
 朝4時に目が覚めた。パソコンをつけて、技術士試験センターのHPへアクセスするが、発表は5時からなので、まだ発表はされていない。この後、ちょくちょくアクセスするが変化はない。
5時1分ぐらいだったろうか、突然画面に合否発表がアップロードされた。急激に緊張していくのが分かる。急いで「建設部門」、「鋼構造及びコンクリート」とクリックを進める。

突然○○○番という数字が目に飛び込んできた。
あった!あった!自分の番号があった!!! よっかた。嬉しい。ほっとした。
今までの辛かったことが色々思い出された。「あれだけやって合格できないのならば、もう私の能力では技術士になれない。」そう思える程、今年は準備した。それに対して結果を出せた事が嬉しかった。
起きてから言おうかとも思ったが、居ても立ってもいられず寝ている妻を起こして「合格したよ」と告げる。寝ぼけているのか、反応は今一であったがまあいい。
 急いで「S」さんと「K」先生に合格のメールを送った。
この日は、朝から出張だったので夕方に会社に戻ると大変な騒ぎになっていた。当部の人々からのお祝いの言葉、社内の土木の部署や同期入社の同僚からはお祝いメールが届いており、またその日の夜は、ささやかながら部内有志(建築の数少ない技術士)の方々からお祝いの会まで行って頂いた。
本当にこの日は幸せであった。このあとの地獄のような1ヶ月が待っているとは知らずに・・・

平成18年11月中旬 口頭試験の4週間前
 まずは想定問答集の作成にとりかかる。8月末までに作成途中だったものをベースにして加筆する。
過去の社内合格者の資料を見せてもらうと、皆100問以上作成している。そんなに必要なのか・・・
口頭試験対策として社内模擬口頭試験4回、ガチンコ技術士学園の模擬口頭試験1回の合計5回の練習で本番に臨むことにした。ガチンコ技術士学園は筆記試験の時にもお世話になった「青い○」さんの口頭試験対策講座である。今回もお世話になることにした。
第1回社内模擬口頭試験では思った以上に緊張した。受け答えもかなり「マト」をはずした回答だ。模擬試験官からは「最初はこんなものだよ」と慰められたが本人としてはかなりショックを受けて危機感を持った。
藁にもすがる思いで「S」さんに想定問題を教えていただくお願いをした。後日、いくつかの問題を送ってもらった。本当にありがたい。
@想定問題を考える A調べて、回答を作る B声に出して覚える この繰り返しを続けた。

平成18年11月下旬 口頭試験の1〜2週間前
概ね想定問題を作り終えたのが試験2週間前だった。社内模擬口頭試験を繰り返すことで徐々に自信もついてきた。しかし、時間が経つと不安になる。この繰り返しだ。恐らく試験前までこれは続くのだろう。
筆記試験が難関であればある程、何とか合格したいという気持ちや、今年不合格だった場合、来年は試験制度が変わるという恐怖感、筆記試験を合格したのだから、口頭試験は絶対に合格するのだろうという周囲の目など色々なものがごちゃ混ぜになってプレッシャーとなって襲ってくる。これは筆記試験には無い、口頭試験ならではのプレッシャーである。経験して初めて分かった。
ガチンコ技術士学園の「青い○」さんからも「まずまず」との評価を頂けた。正直うれしかった。この段階で試験1週間前だった。
試験前ラスト1週間。仕事をしていても何時も試験のことが頭にあり、憂鬱な日々が続く。この頃になると、とにかく早く試験が終わって楽になりたいという思いが強くなってきた。試験3日前、送っていた想定問答に対するコメントが「K」先生から届いた。
細かな意見はあるものの、「よく勉強しているし、概ね大丈夫でしょう」と言う評価だった。やるべき準備はほぼ、やり終えたなと感じた。

平成18年12月2日 試験前日
 雪による交通障害が無いように、前日の朝一番の飛行機で東京に入った。渋谷には午前中に着き、フォーラム8の下見をした。受験者や係りの人、試験官らしき人々で大変混雑していた。
一緒のエレベーターに乗り合わせた試験官風の人が穏やかで、優しそうな人であったので、明日はそういう人に当たればいいなと思った。時間があったのでインターネットカフェで気になる点などを検索したり、資料の再確認をした。
夜は、会社の同僚で一緒に試験を受ける2名と渋谷の駅前で軽く食事をした。

平成18年12月3日 試験当日
 朝5時頃、目が覚めた。これが最後と思い、資料の暗唱を2時間程度行なった。この時が緊張のピークだったかも知れないが、暗唱を終えると少し気が楽になった。軽く朝食を済ませて、9時にはフォーラム8に着いた。私の試験は10時からである。待合室には最初数人しか居なかったが、試験前には20〜30人ぐらいになっていた。皆、大変緊張しているように見えた。
会場に着いてからは諦めがついたのか思っていたほど、緊張していない自分がいた。そうこうしていると番号が呼ばれた。
試験官は2名で私が思っていたよりも、かなり若い印象だった。
以下に質問内容とその回答を記す。
(A)主査:役人風50歳代前半、(B)副査:コンサル風40歳代半ば〜後半といった感じ。
Q1(A)経歴を述べてください。
A1 平成2年に大学の建築工学科を卒業して、同年4月に現在の会社に入社しました。配属は○○部という建築物の設計・監理を行う部署です。その中で私は建築構造設計、設計監理、耐震診断などを主業務として16年間勤務しております。主たる業務としては
平成6 年 天井懐内を加圧換気する防錆対策を施した屋内プールの設計(○○市)
平成7 年 透光性の高い膜屋根を有する屋内体育施設の設計(○○市)
平成10年 大屋根庇を有するサッカー専用スタジアムの設計(○○市)
現在は○○小学校と○○町民体育館の耐震診断を行っています。
資格は平成5年に一級建築士を取得し、平成13年にはAPECエンジニアのストラクチュアー部門を取得しました。

Q2(A)受験の動機を述べてください。
A2 当社は総合建設コンサルタント会社であるため、一般の建築設計事務所に比べて土木関連の仕事が多くあります。たとえば、下水処理場、河川関連施設、ダム関連施設、公園関連の施設など多岐に渡ります。
発注者は土木の方であるため、信頼を得て業務を進める上でも技術士の資格は必須であると以前から感じており受験しました。

詳述(3番目)の経験業務について
Q3(A)詳述業務は独創的なものだと思うが、他に何か比較したこととか、考えがあれば言って下さい。
A3 金属屋根による一般工法も考えましたが、膜屋根にして太陽光を取り入れることで、日中の電気代が掛からず、ライフサイクルコストの低減が図れる施設を目指しました。
しかし、当時は積雪寒冷地での膜構造の実績が少なかったため、実験によって膜上の滑雪性能の確認を行いました。
Q4(A)実験を行ったとあるが、その内容を説明してください。
A4 2m×2mの鋼製架台の上に膜を張り、その上に雪を積もらせて、架台を色々な角度に傾斜させて確実に滑雪する角度を確認しました。ただし、気温・湿度の影響が大きいと考えて、12月・1月・2月・3月と条件を変えて試験を行いました。

Q5(B)骨組みの応力計算の方法を教えてください。また、突き上げ部のモデル化など。
A5 応力計算は線要素(棒要素のことですが)を用いた、有限要素法による立体解析を行いました。
また、膜材については圧縮・曲げには抵抗しない、引張りに対する幾何学的非線形問題ということで、三角形メッシ
ュに分割した有限要素法解析によって膜材の張力計算を行いました。
ただし、膜の計算は特殊なので、膜材メーカーに委託し、突き上げ部にはその反力を鉄骨フレームに入力して計算を
行いました。

Q6(B)突き上げ部はバネにしたのですか。
A6 僅かですがゴムの変形があるのでばねとしました。

Q7(A)施工時の状況で知っていることがあれば教えてください。
A7 鉄骨は現場にて地組みをした後に揚重し、アリーナ内部には全面的に足場を設けました。
膜材に均等に力がかかるようにジャッキを回転させて、膜の外側から膜圧を測定する機器を用いて導入張力の確認を
行いました。測定器にはセンサーが付いていて膜面に押し付けると導入張力が確認できる機械です。

Q8(B)膜圧測定器の精度は確かなものか。
A8 測定機器は膜材メーカーで開発したものですが、再張力導入時にも使用されており、実績もあり、性能的には問題が無いと考えています。

2番目記述の経験業務について
Q9(A)風洞実験を提案した理由は何ですか。
A9 建築の場合、建築基準法に風荷重の算定方法があります。しかし、今回は大きな庇ということで風洞実験によって正確な風荷重を求めることが必要と考えました。

Q10(A)風洞実験で分かったことはなんですか。
A10 風によって庇上面の剥離力が大きくなることが分かりました。風洞実験で得られた風力係数を用いて設計用
風荷重を求めて設計に反映しました。

Q11(A)風力係数というのは場所によっても違うのですか。
A11 屋根面の風力係数は、先端・中央など場所によって大きさに違いがあります。(腕で庇を表現して説明しました。)

Q12(B)有害な振動は出なかったのですか。
A12 風洞実験はあくまで、風力係数を求めるためで、これを用いて静的な応力計算を行っています。そのため、風応答を行っていませんので振動の詳細は分かりません。(風力係数を求めるための風洞実験であると言った時点で理解したようで、「そうですか」という反応でした。)

1番目記述の経験業務について
Q13(A)どのような防錆対策ですか。
A13 プールは腐食環境下にあるため、元々鉄骨造は採用されにくく、PC造や大断面集成材(木造)が採用されることが多くありました。しかし、天井の内部の気圧を僅かでも高くする事で、湿気の浸入を防いで有効な防錆対策になると考えました。

Q14(A)具体的な仕組みは。
A14 (空気を)押し込むための換気機械と空気を動かす(排気)ための換気機械があります。どちらも僅かに気圧を高くするためなので小さな機械です。
プールは元々、換気の機械や動力のための電源が必要なので、防錆対策によるイニシャルコストのアップはそれ程掛からず、換気の機械をずっと動かしていてもランニングコストのアップにもそれ程繋がらないと考えました。

Q15(A)(換気の機械は)ずっと動かしているのですか。
A15 プールは湿度が高いので、換気を止められないので、ずっと動かしています。

Q16(A)建物ができてからは現場を見ましたか。
A16 数年前に、天井裏の状況を見たことがあります。目立った劣化もなく、換気システムによる防錆対策は有効であったと考えています。

Q17(A)業務が古いようですが、何か理由はありますか。例えば、実証に時間がかかるとか。
A17 平成9年の○○銀行の破綻以降、○○の経済は急激に落ち込みました。私の会社は元々、公共施設の設計が多く、各自治体は建設費を抑えるために最小限の性能を要求するようになりました。
こうした中で、設計に時間やお金のかかる実験の実施や新工法の採用よりも、従来技術による実務的な設計が望まれる傾向が続いたため、最近の業務では技術士の経験論文にふさわしい業務がなかなか見つかりませんでした。

専門関係について
Q18(B)「現場に出られていなければ分からないかもしれませんが」と前置きして、現場溶接の留意点を言ってください。
A18 施工前:溶接施工試験を行なって、欠陥が出やすい場所などがないかどうかなどを、事前に検討します。
施工中:施工環境として、「気温が低い場合は余熱を行なう」、「防風対策を施す」、「湿度が高い場合は溶接を行なわない」、「溶接しやすい姿勢が取れる足場を設ける」などが考えられます。
施工後:通常の工場溶接部分は抜き取りによる検査を行いますが、現場溶接部に関しては100%の超音波探傷試験を行ないます。

Q19(B)溶接後の検査は100%ですか。(100%試験するのは大変ですねと驚いている感じで)
A19 建築物の継ぎ手は殆んどの場合、高力ボルト接合です。そのため、現場溶接は信頼性が低いと考えているため、現場溶接に関しては100%の超音波探傷試験を行なっています。

Q20(B)座屈に関しての検討方法を言ってください。
A20 座屈には柱などの局部座屈、柱の(全体)座屈、梁の横座屈などがあります。
局部座屈は部材の寸法と肉厚の関係から「幅厚比」という基準があります。これを満たすことで、局部座屈を防止しています。
柱の(全体)座屈は有効座屈長によって検討します。
梁の横座屈は梁せいが大きい細長い部材が、荷重を受けるときに横に倒れるような現象で、適切な補剛材を設けて対応します。

Q21(B)今、話のあった有効座屈長についてですが、どのように長さをとりますか。 
A21 有効座屈長は柱の長さとします。

技術者倫理について
Q22(A)技術者倫理は何故必要だと思いますか。
A22 技術者は高い専門知識をもって職務に当たりますが、姉歯事件のように、一般の人々が知らないうちに危険なことが起きているような事があってはならないと思います。
また、個人や企業が公共の安全よりも利益を優先する事がないように、技術者には高い倫理観が必要と思います。

技術士制度について
Q23(A)3大義務・2責務を言って下さい。
A23 3大義務は信用失墜行為の禁止、秘密保持の義務、名称表示の場合の義務、
2責務は公益確保の責務、資質向上の責務です。

(A)はい、結構です。
 ありがとうございました。

面接試験室から出たときに時計を見るのを忘れたため、正確な時間は不明であるがおそらく22〜23分程度ではないかと思った。模擬口頭試験は30分フルで練習していたので本番では非常に短く感じ、やや拍子抜けの印象だった。
試験は終始穏やかなムードであった。私の答えに対しては否定的な応答は一切無かった。これで落ちていたら、理由が全く分からない。そんな感じであった。
部屋を出たときには本当にすべてが終わった安堵感と開放感でいっぱいだった。早速インターネットカフェに飛び込んで、社内報告用の口頭試験再現メモを作成した。作成を終えたところでしみじみと本当にやるべき事全てが終わったと感じた。
平成19年1月
試験発表の事は頭の片隅にあるが、日常業務に追われる日々が続いた。


平成19年2月
発表までいよいよ一週間である。やはり落ち着かない。今の心境は今までお世話になった方々に何とか良い報告がしたかった。

平成19年2月9日合否発表当日
一次試験の合否発表、二次試験の筆記合否発表と恒例になった朝5時のパソコン前でのセレモニーである。
今回は自分でも意外なほど緊張していない。合格を確信しているからだろうか・・・ 
マウスのクリックを進めた・・・
あった!!
私のラッキーナンバーである○○○番がそこにあった。
嬉しいというより、ほっとしたというのが正直な感想である。本当に長く、苦しい約一年に及ぶ技術士への挑戦がやっと終わった。


雑  感
・この一年は本当に技術士試験一色で、長く辛いことが多かった。しかし、今になって考えると達成感・満足感は建築士試験の時以来久々に味わうもので、辛かったことを補って余りあるほどの充実感がある。
ここ数年は会社での立場上、日常業務を問題なくこなすことに主眼を置いていたり、チーム全体のスケジュール管理に重点を置かざるを得なく、技術的以外の雑務が非常に多くなったことなどから技術的な刺激を求めていたのかもしれない。
・今回、インターネットを通じて、顔も声も人によっては名前さえ知らない人たちからの支援を受けて交流できたことは今までにないことで非常に楽しかった。
また、今回自分が受けた恩はどの様な形にせよ、後に続く人々への支援という形で帰さなければならないと思っている。
・周りからは、「資格は取ってからどう活用していくかが大事である。」ともいわれている。その事を肝に銘じて技術者としての向上心を忘れてはならないと感じる。
・今年も新たな技術的刺激を求めるために、新しい目標を立てようと考えている。

                                                以 上

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
  1. 無料アクセス解析
技術士試験体験記(3) こうへいのちちの日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる